降った、雪が降った。
普段降らない関東に降った。
我が家の周りにも、降りまくった。
普段降らない我が家の周りが、雪だらけになった。
スワっ!
雪かきをしなければ!
真っ暗な夜、ご近所の皆が、スコップ片手に繰り出してきた。
きたものの、スコップが小さい。
かつ金具だ。
本格的な雪かき道具を持っていない。
なんせ、雪かきをしたことなんざ、この20年ない。
そんな
雪かき素人が、吹雪の中にいる。
まず、第一回目の、<道路の雪かき>をやった。
それなりに、雪が無くなった。
その後、3時間経った頃、
第二回目の、<道路の雪かき>が始まった。
ガッツンガッツ雪をかき、
バクバク雪を放り投げ、
北国の方達に言わせれば、
「超おこちゃま!」的な雪かきなのだが、
この雪かきは面白かった。
スポーツとして成り立つ運動性能を有していた。
<雪を集める>
<雪を押す>
<雪を削る>
<雪を放り投げる>
なによりも、雪と闘ったあと、
カシュっと空けるビールの爽快なこと!
っと、ここまでが、昨夜の事だ。
朝、かわたれどきに目覚めてみると、
昨日雪かきをした筈の場所に、
その雪かきをあざ笑うかのごとく、雪がこんもりと積もっている。
ふり出しにもどってしまった。
最も深いところで、私のヒザを超えている。
つまり、50センチ以上!
「そうだ!自転車置き場の屋根大丈夫かな?」
慌てて裏に回ったその時、
ドッカ~~~ン!
雪の重みで、自転車置き場の上部が崩落した。
あと10秒速く、思い出していたら、
下敷きになっていた。
新聞に載るところであった。
《お馬鹿な役者が,自分で作った自転車置き場で押しつぶされる》
一緒に押しつぶされた自転車