カレーライスの
ルーの量は、あれでいいのだろうか?
お店に入って、カレーを注文する。
皿にご飯とルーが、共に出てくる。
どこの店に入っても、ご飯とルーの比率は、ほぼ同じだ。
あの比率は、いつどこで誰が決めたのだろう?
いや、どういう根拠であの量に落ち着いたのだろう?
カレーライスとは、腹が減っている人が注文する食べ物だ。
カレーに関しては、ガッツリ食いたいと誰もが思う。
ゆえに、ご飯はしっかり皿に載っている。
そこに、かけられるルー・・
アナタは、あの量を適正と考えているだろうか?
いつも心のどこかで、
(少し足らないんだが・・)
つぶやいていないだろうか?
ご飯を残すことはあっても、ルーが残ったことなんかない。
という事は、やはり、ルーが足らない。
だからと、大盛りを頼んだところで、
ご飯は確かに大盛りになるが、
ルーは、それに見合った量、増えてこない。
さらに、比率が惨めになるだけだ。
例えば、自宅でカレーを作った場合、
ルーの量は、お店でのそれの2倍はかける。
別に、日頃の恨みを晴らしている訳ではないのだが、
この2倍という量を、
カレー食事の適正量と考えているのだ。
潤沢なルーに、安心を覚えながら、スプーンを舐めまわす。
つい考え事をしていて、ルーが足らなくなったなどという、
陰惨な目に会わなくてすむ。
「ルーがちょこっと余ったナ。もう少しご飯を入れてこよう」
こんな余裕すら生まれる。
怯えながらの食事とはおさらばだ!
他の食事を例にとってみよう。
例えば、ラーメンを注文して、
「スープが少ない!」と怒ったことがありますか?
例えば、カツ丼を食べて、
「煮カツが足りない!」とつき返した事がありますか?
ウナ丼を食べて、
「ウナギが足りない!」と唇を突き出したアナタ。
その場合は、特上を頼めば解決するのです。
では、お店でのカレー食事をどうしたらいいのだろうか?
我々は、ルーの量を、
知らず知らずの内に教育されてしまったのだ。
誰も文句を言わないものだから、
お店側の策略にまんまと嵌っているのである。
日本全体のカレー戦略に、
我々は、そろそろ
あらがわなければならない。
旗を振ってデモを繰り広げるべき時期がきている。
「カレーのルーを多くしろォ~!」
「しろォ~!」
「ルーをもっと、かけろォ~!」
「かけろォ~!」
2倍とは言わない。
せめて、3割・・いや2割増量していただければ、
心満たされるカレー食事タイムを過ごせるのですが・・・
《カレーとハヤシのダブル》 昨日のドラマロケのランチ