福井駅を降りると、真っ先に目にとびこんでくるのが、
この恐竜だ。
《ティラノサウルス》
学名;Tyrannosaurus rex
学名の意味;暴君トカゲ
分類;竜盤目 獣脚亜目 コエルロサウルス類
ティラノサウルス科
全長;12m
体重;8トン
生息時代;白亜紀末期(6680~6600万年前)
この恐竜のレプリカが、駅前にデ~ンとある。
何も気付かずに歩いてきて、
目の前で突然こいつを見つけると、腰を抜かしそうになる。
恐竜の化石は、沖縄以外でほぼ見つかるのだが、
福井県、勝山市の産出量は多い。
なぜか化石は、<産出>と呼ぶらしい。
ところで、時間認識の話だ。
恐竜が生息していた頃からの時間経過の認識は、
どうも間違いやすい。
そこで、時間軸を波線で現してみた。
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↑ (恐竜が生きていた時代) ↑(いない)↑
① ② ③
①から②までが、恐竜の時代。
②から③が、恐竜がいない時代。
③が現在。
つまり、恐竜が現れてからいなくなるまでの期間の方が、
その後より、圧倒的に長い。
2倍以上である。
なのに、我々は、遠い昔のある時期に、
ちょこっと恐竜が闊歩していたような錯覚をしている。
百年、千年、万年、億年・・
子供の頃習った算数の仕組みを間違って使っている。
福井のかたは、恐竜に詳しい。
町を歩く子供に、いくつサウルスを言えるか?訪ねたら、
軽く10ほど並べるではないか!
「でもネ、《モシリュウ》は岩手県なんだよぅ~」
モシリュウとは、日本で最初に発見された恐竜の化石で、
「
もしかしたら
竜?」
ではなくて、
岩泉町の茂師海岸で、1987年に見つかったそうだ。
「詳しいことは、恐竜博物館に行ってみな」
ランドセルの小学生に、指差された。
「オジサンなんか、怖くて泣いちゃうゼ!」
そうかもしれん。
むしろそうありたい。
胃の腑が突き上げられるような恐怖を感じてみたい。
博物館に行った夜・・
子供の頃みた
恐竜に追いかけられる夢を、見てみたい。