「今何時だ?」
『くじよん
ふんです』
「あんだとぉ?」
4分は、「よん
ぷん」じゃないのか?
この受け答えは、10年前くらいから始まった。
『じゅうよん
ふんです』
4という数字に続く分の漢字を、
<ぷん>ではなく、<ふん>と発声する人たちが現れた。
もちろん若者である。
ここで、私が10分まで、分読みをしてみよう。
1分 いっ
ぷん
2分 にふん
3分 さん
ぷん
4分 よん
ぷん
5分 ごふん
6分 ろっ
ぷん
7分 ななふん
8分 はっ
ぷん (はちふん)
9分 きゅうふん
10分 じゅっ
ぷん
今、自信をもって、この数字を読み上げた。
都合、10回中、6回、<ぷん>と表現している。
ところが、最近この中で、
4分だけを、『よん
ふん』と発声する人たちに、
頻繁に出会うのだ。
14分も、24分も、
『じゅうよん
ふん、にじゅうよん
ふん』と言ってのける。
「ねえねえ、それって、
よんぷんじゃないの?」
『あぁ~それでもいいです』
「でもいいじゃなくて、
ぷんに限るんじゃないの?」
『あぁ~でもボクら言いますねぇ、
よんふん』
「言うんだ?いつから」
『子供の頃から』
ふ~~ん、だそうです・・
「宇宙ロケット発射、
よんふん前!」
な~んか気が抜けるなあ~~