本栖湖キャンプの燃料は、炭である。
さあ、そこで、炭のうまい使い方だ。
昨今のキャンプ事情では、炭が大量に消費されている。
マングローブの林が伐採されて炭に加工される。
その炭が、バカバカ燃やされる。
そこでだ・・・
私の炭は、七輪で熾される。
冒頭の炭の場合、1袋で、一週間から10日もつ。
市販のキャンプバーベキュー用のコンロでは、
一晩に、1袋燃やしてしまう。
いや、2袋も煙となってしまう事もある。
ところが、七輪とは、良く出来たモノで、
熱効率がすこぶる良い。
火が熾こるのも、極端に早い。
15分かからない。
我らが送風機、ボウボウ君の手を借りれば、
10分で熾ってしまう。
さらに、熱が左右に逃げない煙突効果で、
ナベ類をかけても、またたく内にお湯が沸く。
もっと凄いのは・・・
上に七輪用のフタをして、お休みすれば、
翌朝まで、火種が残っている。
朝の調理にも使える。
燃料効率としては、BBQコンロの10倍以上だろう。
非常時の為にも、ひとつ家庭用に買い置きたいモノだ。
火の強弱は、空気取り入れ口の開け閉めで行うのだが、
私の場合、網の上下をも取り入れている。
どういう事か?
七輪の上に、金網を上下に2枚置くのである。
その網の間の四隅に、高さ5センチほどの石を4つ置いている。
下の段では、火力が強く、
タンなどの強火で焼きたいモノを焼く。
上の段では、弱い火力の焼き方だ。
手羽先だの、ニンニクのホイル焼きだの、
玉ねぎ丸焼きだのが、上段で、我らの舌を待たせている。
「あっ、滝田くん、今食った肉、オレが育てたのだってばぁ~」