テレビの番組の名前は、こだわりを求められる。
CS放送もしかりだ。
その中で、特に気に入っているのが、釣り番組だ。
あえて言おう。
釣り番組の、ネーミングは優れている。
番組の内容は、単純だ。
ただただ、魚を釣っているに過ぎない。
「いや、ありとあらゆる手を尽くして・・」
番組制作者は言うかもしれないが、
所詮、
ただただ魚を釣っているのである。
言い換えれば、
人が魚を釣る光景を、
ただただ流しているのである。
それを、
ただただ眺めるのである。
そこで、その番組名を、少し並べてみよう。
《根魚コーストパトロール》
《オフショアレボルーション》
《こちら東海です》
《ソルトギャラリー》
《伝心伝承》
《磯を駆ける》
《魚種格闘技戦》
《アジング》
《エギング》
《ランガンパニック》
《チヌ道一直線》 (柔道一直線のパクリだな)
これ以外に題名は続く。
題名だけで、そそられる要素に満ちている。
釣り好きでなくとも、
「意味が知りたい」という理由だけで、
チャンネルを合わせたりする。
釣れるならともかく、
釣れるかどうか分からない時間が延々過ぎる。
最後まで釣れなかったなんて、ザラである。
それでも釣り好きは、延々画面とニラメッコをしている。
「何が面白いんだろう、私?」
他人が釣ったからって、食べられるワケでもないのに・・
私の竿にワラサがかかった瞬間