ゲフッ・・・
朝、食卓の前でゲフをしている。
毎朝毎朝、ここ数日、あるモノばかりを食べている。
《
ワラサのズケ丼》
なんせ、3、5キロのブリの青年が、
8匹転がっているのだ。
殺生をした以上、
責任もって最後まで食べてあげなければならない。
朝は、ズケ丼でスタートである。
で、夜になると・・・
まずは、
《
ワラサの刺身》
脂がしっかりのった弾ける身がワサビ醤油に泳ぐ。
《
ワラサのシャブシャブ》
その脂を、さっとお湯にくぐらせる。
あまりの旨みに、しばしうつ伏せになる。
《
カマの塩焼き》
どの魚もカマは旨いものだが、ブリカマは腰が抜ける。
《
頭のブリダイコン》
目玉にしゃぶりつく。至福のひととき・・
《
皮焼き》
大量の皮を網で焼く。香ばしくパリパリに仕上げた。
《
おろしスペアリブ》
内臓の横の骨を削いだ部分を、酒蒸しでいただく。
《
潮汁》
身を上品な、うしおじるに仕立てる。
《
ワラサのカツ》
衣を付けて油で揚げる。
ホクホクとしたケーキの様な味わい。
こんな食事を、すでに4日も続けているのだ。
極端な偏食と言っていい。
まあ、「まだ旨い」と思っているから続いているのだ。
そして、明日の朝は、アレが待っているのだ。
《
ワラサの干物》