おでんを作った。
その時、ある事に気付いた。
《塩いらずの料理》
コブダシを取り、だし汁を作っている際に、
ふと思った。
おでんとは、塩が要らないんじゃないのか?
コブダシを取った後、鰹だしも取り、
鍋の中に、コンニャク、ダイコン、練り物、
などなど、放り込む。
ふむ・・
この中に塩分があるのか?
スーパーで買い求めた揚げ物系には、
多少の塩が使われているだろう。
しかし、スープに、塩は無い。
そう云えば・・・・
おでん屋で、静かな時間を過ごしている。
ダイコンとコンニャクと卵に、舌鼓を打ちながら、
ズズッ~ズズッ~
皿につがれる汁を、チビチビとすすっている。
「ああ~」とか、感嘆詞を吐いている。
これが、屋台のおでん屋なら、この感嘆詞は、
「おおうぅ~ウメぇ~」と、潤いがふくらむ。
「汁ください」
おでん屋では、 汁だけを要求するのは、嫌われる。
汁ばかり飲まれ、金にならないからだ。
それほど、おでん屋の汁は、旨い。
さあ、そうやって、おでんの汁を飲み、
私は自宅に帰って眠った。
問題は・・
その夜、喉が渇いただろうか?
否である。
原因は、塩分が少なかったからである。
どうだろう?
おでんが、日本のオジサンを救うのだろうか?
by ishimaru_ken
| 2014-11-07 05:34
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