「震度5強です」
テレビの地震報道で、その数字を聞く。
おお、コレは強いな、大丈夫かな?
腰を浮かして、心配する。
ところが・・
「震度6弱です」
おお~かなりの地震だな。
とは思うものの、<弱>という文字が目に入る。
強い弱いの判断をすべき地震強度の表現に、
すでに、強弱の漢字を使っている。
5強より、6弱の方が強いに決まっているのは、頭ではわかる。
しかし、目から入る情報としては、
<弱>の漢字が大きな作用を私に及ぼしている。
こんな小学生がいたとしたら、どうだろう?
「はい、小学2年生のつよし君、今日の相撲の相手は、
6年生のよわし君だゾ。さあ、どっちが勝つかナ?」
誰が考えたって、6年生が勝つに決まっている。
しかし、字づらだけを追っていると、
「強いのはどっちだっけ?」
なぜか惑わされてしまう。
気象庁が、震度を細分化した時には、拍手したものだが、
弱の文字はいかがなものであろうか?
では、どうしたらいい?
強弱などの反対語を考えるから、ややこしくなる。
弱だけやめればいいのではないだろうか?
つまり、<5>と<5強>のふたつだけにする。
今更、無理だろうか?
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