スキーブーツ
スキーをする為には、なくてならない必需品だ。
代用が効かない特化靴と云える。
そのスキーブーツとは、一言で云えば、
《キツキツの拘束靴》
履くのに難しく、脱ぐのに難しい。
履いてしまえば、キッチリと収まるのだが、
履き脱ぎが困難きわまる。
初めてスキーブーツを履いた初心者は、
刑務所の拘束服を着たのかと勘違いする。
(着たことないので勘違いしません)
それにしても、あまりものキツさに、
一度履くと、最後まで脱がない人ばかりだ。
「ねえ、脱がないの?」
『脱ごうとすると、足ツルかもしれんで』
「ねえ、なんで脱がないの?」
『一度脱ぐと、履けないかもしれんのヨ』
僕ら、初心者に言わせると、コレおかしい。
道具として、疑問がある。
スキーとは、長い歴史のあるスポーツだ。
道具も進化してきたハズだ。
だのに、履いたり脱いだりも出来ず、
足が膨れるのに任せている。
それよりなにより、問題は、
スキーブーツを履いて歩く不自由さだ。
《ロボコップ》という映画があった。
あの主人公は、間違いなく、スキー靴を履かされている。
非常に歩きにくい様を、あえてスキー靴を履く事で、演出している。
もし・・・
スキー靴徒競走なるものがあったとしたら、
100mの世界記録は、30秒を切ることはないだろう。
さほど、歩くのに適していない。
つまり、歩くのが目的でないスキーブーツだと、
居直ることもできる。
しかし!
なんとかならんのか?
たぶん、なんとかなるような気がする。
「イシマルさん、スキーブーツとは
そういうもんですよ」
との言葉を受け、
あえて、スキー初心者のうちに言っておきたい。
『
そういうもんではないような気がする』