ジャ~~
「イシマルさん、流しに熱湯流しちゃダメですヨ」
友人のヒロ君が、横から助言してくれる。
『えっ、ダメなの?』
「その先は、パイプでしょ」
『だね』
「パイプの素材は、金属じゃないんです」
『違うの?』
「この家の工事手伝ったでしょ」
『そう云えば、硬いビニールの様な管だったナ』
そいつは熱湯に弱いらしい。
熱い液体に触れ続けると、柔らかくなり、劣化するそうだ。
「痛んで、交換ってことになりますヨ」
『ど・どしたら、いいの?』
「あらかじめ、
水を足して、ぬるめてから捨てるように」
『でもスパゲッティなんかジャ~っと』
「それ最悪です、お湯大量だし」
『ど・どすれば・・?』
「あらかじめ、
流しに蛇口から水を出しておき、湯を捨てる」
『めんどくさいネ』
「パイプの交換になったら、超めんどくさいですヨ」
これって、常識なんだろうか?
世の中の人は皆知っているのだろうか?
知らなかった私がお馬鹿なのだろうか?
『ところで、ヒロ君、駐車場に停めてある君の車のキーは?』
「あ~!キーロックしてしまったぁ~!」
『どうする?』
「僕の会社まで、合鍵を取りに行くので、送ってください」
『何の会社だっけ?』
「水周りだのリフォーム会社です」
はは~ん、詳しいワケだね。
バームクーヘン