《スーパー好きである》
スーパーとは、町のスーパーである。
その町の台所と言ってもいい。
その町を知りたければ、スーパーに行くといい。
ゆえに・・・
私は、ある町を訪ねると、まず、スーパーの扉を開ける。
いや、自動ドアを抜ける。
最初に、鮮魚コーナーに向かう。
「ふ~~む、こうですか・・」
丸ままの魚だの、切り身の魚だの、刺身だのを、吟味する。
「ふ~~む、魚を大切にする文化がある町なんだな」
納得する。
へ~この店では、安売りタイムを細かく設定している。
安売りシールの重ね張り足しが3枚もあるではないか。
次に、肉コーナーに向かう。
肉はおおむね、さした変化はない。
ないが、変化があった時には反応する。
「ふむ、この町は、内臓系を大事にするんだナ」
「この町は、豚足(トンソク)を売っているんだナ」
私的には、豚足を扱っているスーパーのポイントは高い。
次に、野菜コーナーに向かう。
「お~ゴウヤ入荷しとるとですか?」
「お~曲がったキュウリあるですね?」
「わ~ヘチマ売ってるですか?」
さて仕上げは、惣菜売り場だ。
惣菜とは、すぐに食べられるモノである。
コンビニとの戦いに勝たなければならない。
「ほお~これならまだ勝てるナ」
「ふむ、ここまで細かく小売しているか」
「おっ、寿司と蕎麦の合体かい?」
「なに?
うどんとスパゲッティの合体?」
アロウカナの卵 何個入り?