《ジャクサ》を訪れた。
日本の宇宙研究所である。
筑波にもあるが、神奈川県の相模原市にもある。
ふらりと立ち寄った。
もよりの駅は、横浜線の淵野辺駅だ。
博物館内に、小惑星の模型があった。
《イトカワ》
<宇宙船はやぶさ>の感動的な帰還話で知られた、小惑星だ。
宇宙的には、
《地球近傍小惑星》というらしい。
(地球に近接する軌道を持つ小惑星)の意だ。
大きさは、160m×500mだと書いてある。
思ったより、小さい。
しかし、宇宙に浮かんでいる物体の、大きさを実感できる。
試しに今、
窓から空を見て、100mほど上空に思い描いてみた。
ジャンボジェットが長さ75mだからぁ~
(うん、わかった!)
この模型を眺めていたら、面白い名前を見つけた。
何か所か、定点に名前が付けられている。
<さがみはら>
<ふちのべ>
なぬ?
ここジャクサのある市の名と、もよりの駅名じゃないか?
太陽系を漂う星のひとつに、
アナタの住む町の名前が付けられている。
まあ、命名というものは、
常識を逸脱しなければ、何を付けても良いらしいのだが、
サガミハラ(相模原)かあ~
フチノベ(淵野辺)かあ~
淵野辺の方たちは、この事を知っているのだろうか?
宇宙に同じ名前がある事を・・・
その昔、イギリスのヨークから新大陸アメリカに入植した人達は、
わが町を、ニューヨークと呼んだ。
その昔、広島から、北海道開拓に勇気を持って臨んだ人達が、
わが町の名を、広島と付けた。
今、フチノベが空に浮かんでいる。
このフチノベを、
「その昔、フチノベの・・・」と語る日が来るのだろうか?
ジャンボジェットの模型付き