「毎日、ジメジメしてイヤだワ」
梅雨時になると、蒸し蒸しする湿気にイヤになる。
当然の反応だ。
しかし、BUT!
もし・・もしもだヨ・・
もし梅雨が無かったらどうなるのだろう・・日本は?
5月に、我らは、天候に怒る。
「なんだ!この暑さは!」
春を謳歌した我らは、突然襲われた5月の暑さに、憤慨する。
「この暑さが続いたら、夏は灼熱地獄になるじゃないか!」
なるじゃないか!の予想は正しい。
もし、そのまま夏に突入すれば、恐ろしい酷暑が待っている。
ところが、日本列島は、なぜか・・
梅雨という、不思議な気候に支えられている。
1回、元に戻すのだ。
例えてみよう。
熱々に熱したフライパン。
コイツをそのまま熱し続けると恐ろしい事になる。
ところが・・
スイッチを1回切ってフライパンを冷ますと・・
再び熱するのに、やや時間がかかる。
さあ、ここだ。
この<1回冷ます>という行為を、
日本の梅雨にあてはめてみよう。
1回冷まされた我らの大地は、
暑くなるまで、しばしの時間を与えてくれる。
そうだったのか!
そのタイムラグで、私達は、クソ熱い夏を、
少しでも遅らすことが出来ているのか。
むしむしの湿気を嫌ってはいけないのだ。
梅雨とは、《
暑さを防いでいるダム》だ!