昨日、「やってみるか」と大した決心もなく、
何気なく始めてしまった《宇宙パズル》。
ひょっとすると、恐ろしいワナに嵌まってしまったのかもしれない。
アナタは、こう考えていないだろうか?
「ジグゾーパズルなんて、いつかそのうち必ずできるサ」
私もそう思っていた。
はっきり言って、ナメていた。
「たった99ピースだろう・・」
♪~ん~んふ~ん
鼻歌交じりで、封を切った。
真っ白なピースが転がった。
端っこを選別して、四角の外周を簡単にくっ付けた。
「ほうら、簡単じゃ~ん!」
(コレが間違いだった事に、あとあと後悔することとなる)
♪~この~木なんの木、気になる木ぃ~♪
鼻歌も好調に、次から次へ、部位をはめてゆく。
この調子なら、宇宙飛行士試験にトップの成績で受かるかも!
♪~お~ブレーネリ、アナータのおうちはどこぉ~♪
この歌の最後のフレーズ、「ヤ~ホ~ホォトラララ」
のところで、アララララ?
全体の四角が歪んでいるじゃないか・・微妙に。
原因は何?
ドレかが、間違っているのかな?
まさか、最初の土台の部分が間違い?
だとすると、今まで積み重ねてきた努力は、無駄だ!
「え~~振り出しに戻るのかい?」
ここは一つ、宇宙飛行士になる為なのだから、
振り出しに戻した。
今度は、慎重に、外周を組み立てた。
鼻歌は禁止だ。
~時間経過~
動きがハタと止まる。
あと残すところ、20ピースを過ぎたあたりで、
どうしても、次に進めなくなってしまった。
たぶん、
いくつかのピースが間違った箇所にハマっている。
普通のジグソーパズルでは、色や模様で、ある程度推測できるが、
なんせ真っ白だ。
しかも、通常のジグソーでは、いざという場合、買った時の箱に、
最終全体図が描かれている。
もちろん、この宇宙パズルの袋にも描かれていた。
ただの
白い四角の絵が・・・
果たして、私は、試験に合格できるのだろうか?
それとも、忍耐力の乏しいおバカ者のレッテルを、
貼られるのだろうか?
よし、時間を切ろう。
明日、この時間までが、締切だ!
ヨーイ、どん!
ま、また一から始めるのか・・・