久保田シリーズ
e0077899_1221858.jpg
 今日は、日本酒が好きな方にのみ、お話をしよう。
日本酒はどうも?
ましてや、お酒は飲まない。
ましてや、お酒大っ嫌い!
な方は、すぐに出かけてください。
今日の話は面白くないです。

さて、ほとんどの方が出かけたところで・・・
アナタと日本酒の話をしよう。
《久保田》くぼた という銘柄の日本酒があるネ。
知ってるネ。
何種類かの段階に分かれているよネ。
その中から、よく目にする瓶を選りだしてみよう。
*表示価格は、メーカー希望価格で、実際はこの何倍かになる

 《百寿》 ひゃくじゅ 920円 720ml 税抜き 
   特別本醸造

 《千寿》 せんじゅ  1080円
   吟醸

 《紅寿》 こうじゅ  1500円
   純米吟醸

この辺りまでは、知っている方が多い。
呑んだ方も多い。
さて、あまり世で見ていないのが、ここからだ。

 《翠寿》 すいじゅ  2810円
   大吟醸
ここらで、大吟醸と呼ばれ始める。
呑む酒というよりは、舐める酒に進化している。
さらに上がある。

 《碧寿》 へきじゅ 2230円  
   純米大吟醸
ここで、純米大吟醸に出世する。
舐めたあと、唇をぬぐうようになる。
そしていよいよ・・・

 《万寿》 まんじゅ 3640円
   純米大吟醸
久保田シリーズの最高峰である。
純米大吟醸以上の言葉がないらしく、碧寿と表現が同じだ。
ここまでくると、舐めたりぬぐったりする前に、
嗅いだり、眺めたりしなければならない。
舌さきで転がして、「はぁ~」とかやらないと勿体ない。
自宅で呑むのならいざ知らず、ご馳走していただく場合には、
それなりの感嘆詞を用意しておかないと、失礼が生じる。
「おいしいですネ」
などと、通り一遍のセリフを吐いた日には、
アナタの出世は閉ざされるかもしれない。
ところが・・・
実は、久保田の最高峰はさらに上があった。

 《洗心》 せんしん ?円
   純米大吟醸
シシオドシがコツ~ンと鳴り響くお店で、
取引先からご馳走されるアナタがいる。
黒い漆塗りのこぶりな盃でいただく。
眺め、香りをかいでいる内に、
もう一回、シシオドシが鳴る位の間が望ましい。
唇を突き出し、ひとすすりする。
ここで、アナタの後頭部に衝撃が走る。
ガ~~ンなどと一般的な衝撃ではなく、
むしろ、除夜の鐘的な、ゴ~~ンでいってみよう。
口中、鮮やかな香りが広がる。

さあ、商談が決まるかどうかは、アナタ次第だ。
もし、盃から目を挙げた時、
アナタの目元に、薄っすらと涙がにじんでくれれば
もう、商談は成立だ。
アナタは、久保田のシリーズの段階を上がるように、
○長から○長に階段を上がってゆく。

しかし、間違っても、ボタリなどと大粒の涙を落してはいけない
「うさんくさい奴」のレッテルが貼られるかもしれない。
百寿あたりで、歩留まりになってしまう。

この7種類の久保田を一度にいただくには、
7つの大きさの違う盃を揃える。
一番大きいのが、百寿であり、
最も小さい盃が、洗心となる。
どちらから呑むかは、アナタの好みである。
さて、甘党が戻ってくる前に、一口いきますか・・・
e0077899_1213624.jpg

by ishimaru_ken | 2015-08-28 06:00 | その他
<< コンビニのフタのテープ ミリバール >>



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
検索

リンク集

以前の記事
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月

画像一覧