先月、自宅以外で泊った場所を書き出してみる。
・ホテル
・民宿
・山小屋
・車(ハイエース泊)
・列車(シベリア鉄道)
・機内
この最後の機内というのは、シベリアを移動する際に乗った、
飛行機の中という意味である。
シベリアはあまりにも広く、ちょいと移動するだけで、
機内で泊らされる。
夜中に、「これを食え」と、時間的には、
胃にヘビーな食べ物が出される。
食べてみると、美味しいので、つい完食してしまう。
で、到着するや、朝食場所に連れていかれる。
出てくるのはもちろんロシアの朝食だ。
量が多い。
最初から、「これだけの量ですよ~」
と出されればいいのだが、
小出しに出されるので、計画的な食べ方ができない。
「もうこれで終わりだろうな?」
と思いつつ・・・
常に、「今食べておかなければ」との思いが強く、
「いつ食べられるかわからない」脅迫感に押され、
デザートまで完食してしまう。
食べ終わるや、乗り継ぎ飛行機に乗り込む。
1時間ほど待たされた頃、
「全員、降りてくださ~い」
ロシア語のアナウンスが流れる。
降りる理由は、教えてくれない。
ロビーに移動。
その後、何のアナウンスも、説明もなく、
5時間ほど待たされる。
(朝、大食いしていて良かった!)
うとうとしていると、肩を叩かれる。
目を開けると、ロビーに誰もいない。
いつの間にか、飛行機に向かったらしい。
しかして・・
いくら注意してもきいてくれない、
母親がいくら叱っても、ききゃあしない、
ロシアの坊やの3時間にわたる椅子の背中の蹴りを
耐え忍び、やっと、成田空港の滑走路に、
ランディングしたのだった。