昨日、ザ・リーグの話をした。
では、
オーストラリアンフットボールをご存知だろうか?
《オージーボール》などとも言われている。
日本の国立競技場ほどのコートに芝生が張られ、
両端近くに、ラグビーのような棒が立っている。
4本(横棒はない)
1チーム18人の選手が、ラグビーボールを運ぶゲームだ。
簡単に、ルールを説明してみよう。
最終的に、敵側の4本の棒の間にボールを蹴りこめば、点が入る。
真ん中は6点、両端だと1点。
パスは、キックするか、拳でボールを殴って渡す。
ラグビーのように、投げてはいけない。
その代わり、前にパスしても構わない。
点が入ると、棒の横にいる審判が、
身体の横にくっつけた両手のヒジを曲げて、人差し指で前を指す。
この動作が、可愛らしい。
子供が、西部劇のガンマンになって、
拳銃を発砲する時の格好に似ている。
バキュ~~ン!
両手でやれば、6点で、片手だけなら、1点。
コートの端は、観客席であり、サッカーなどのように、
外に出るというラインはない。
観客席に飛び込んだ場合のみ、審判が、後ろ向きにボールを投げ、
再び、ゲームが始まる。
このゲーム・・
空中に浮いたボールはイーブンなので、
当然、ボールを取ろうと、肉弾戦が生じる。
なまじの肉弾戦ではない。
我らが知っているラグビーが霞んでしまうほどの荒々しさだ。
時には、あちこちで、殴り合いの喧嘩も発生している。
しかし、審判は知らんぷりだ。
このスポーツの最大のナゾが、この・・
《喧嘩知らんぷり》だ。
なんだコレは?
最近、やっと(私的に)判明したのだが・・・
どうやら、フィールド上では、審判のお咎めはないらしい。
文句があるなら、後日、裁定委員会で裁かれるのである。
つまり、裁判するワケだ。
ふ~ん、そなんだ。
ザ・リーグも怖かったけど、こっちはもっと怖いな。
良かった、相撲が国技の日本に生まれて。