湯船につかっていた。
曲げたヒザの頭が湯の上に出ている。
お湯が足りない・・
「お湯を足そう」
お湯を足した。
ん・・コレでいいのか?
お湯をたっぷりでいいのか?
燃料をたっぷり使っていいのか?
っと、ここで、頭の上に電球が点った!
お湯をお湯で増やさなくてもいいのではないか?
目の前にあった、洗面器を伏せて沈めた。
すると・・湯量が少し増えたではないか。
慌てて、浴室イスの穴を塞いで沈めてみた。
グンと、湯量が増えた。
なるほど、お湯の量は、お湯に頼る必要はない。
違うもので、増やせばいいのだ!
湯に沈む固形物体を、どんどん放り込めばいい。
アレイだの電気釜だの・・・
ふむ、放り込めばいいのだが、
それでは湯槽に、硬い異物がゴロゴロして、具合が悪い。
風呂でくろぎたいのに、ゆったりできない。
では、どうしたらいい・・?
ビーズだ。
水より、わずかに比重の大きな(1,05程度)の、
非常に小さな球体を、大量に水に沈める。
風呂の内部は、
粒の大きな砂風呂状態だ。
それが、お湯の中でたゆたっている。
身体を沈めると、まるで包まれるかのように、
球体の泡に包まれる。
球体の量は、お湯の4分の1としてみよう。
つまり・・
燃料を4分の1、倹約した計算になる。
「えっ?そのビーズをどうやって洗うかって?」
そんな事、ちゃんと考えてますがナ。
教えられませんが・・
コノシロ刺身