《スイングバイ》
一昨日、ハヤブサⅡが、地球の至近距離をスイングバイした。
この言葉を知ったのは、数10年前だ。
<星の重力を使って加速する>
頭に指をあてて考えた。
(それはおかしい)
エネルギー保存の法則からすると、
星に近づいて、その星から遠ざかる・・
その場合、
近づいた時に得られたエネルギーは、
遠ざかる時に奪われるエネルギーと同等であり、
相殺されて、スピードは得られないのではないか?
これが、私の貧相な頭がひねり出した考えだった。
私の考えの間違いは、
まっすぐ星の向かって、
直線軌道のまま、去っていく場合を想定しているのだ。
ところが、スイングバイとは、
星の近くを、その引力に引かれるように、
曲線で通り過ぎる。
その曲線の部分のエネルギー蓄積が、
スピードに足される。
どえりゃあ事を、科学者は見つけるもんだ。
偉いナ。
その映像を神奈川県、相模原市のジャクサまで、観にいったサ。
全天のプラネタリウムで壮大だったサ。
スイングバイしてたサ。
このスイングバイを説明するのに、
砲丸投げの室伏選手を引き合いに出すのは、間違っているのかナ?