大晦日という節目。
人間は、長い間、この節目を作ってきた。
人間だけが、思いっきり節目を作ってきた。
やたら、いろんな節目を作ってきた。
動物や自然界からすると、 全く意味のない節目だ。
今年の大晦日を知っているライオンなどいない。
明日の正月を知っている鯛などいない。
よもや、来年のエイプリルフールを知っている、
カラスなどいない。
いない・・・?
ホントに、いないのか?
人間の歴史は短いものの、相当の人間が、
暴れまくった歴史でもある。
その中で、我らは節目を作り続けた。
「この日は、正月だ!」
「前日は、大晦日だ!」
大量の人間が、同じ方向に突き進む。
人間だって、自然動物だ。
そうすると、何かが、生まれるのではないか?
自然界の自然淘汰的な・・
何かが生まれたのではないか?
例えを、渡り鳥さんに登場してもらおう。
彼ら渡り鳥は、ある日、突然いっせいに飛び立つ。
その日は、彼らにとって、何の日?
それって、節目じゃないの?
気温とか風向きとかが、節目になったんだよネ。
そこで、人間だ。
我らは、月とか太陽とか見ちゃった。
知っちゃった。
知っちゃったもんで、渡り鳥的な、節目を見つけた。
「今日こそ、心を入れかえる日だゾ!」
この日を、<おおみそか>と呼ぼう!
明日を、<元旦>と呼ぼう!
大勢の総意が、この日を作った。
たぶん・・・
我が家の周りを飛んでいる、
ゴミ収集家のカラスは気づいている。
(おおみそかだ)
たぶん・・・
我が家の近くの、
枯葉をすべて拾われた木々は気づいている。
(おおみそかに違いない)
そしてたぶん・・・
我が家に巣くう、家ダニ達こそ知っている。
(クソッ、おおみそかかヨ!掃除し過ぎ!) どうぞ 良い年を
by ishimaru_ken
| 2015-12-31 05:59
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