探していた。
《靴底ホカロン》
靴底が、
靴底の形で温まるヤツ。
近所のコンビニ、周り回った。
無い。
薬屋系の大手、周りに回った。
無い。
「そうか、あそこに行けばいいんだ!」
《コメリ》
農業系のすべてのモノを置いてある、スーパー。
無い。
え~と、あとは、どこに行けば売っているのだろう?
え~と、え~と・・・
おおっ、吉幾三が宣伝している、ワークマンがあるじゃないか!
《ワークマン~♪》
すぐに駆け込んだ。
店内をくまなく歩く。
探す。
・・・ない!
ないじゃないか!
ここに無かったら、もはや打つすべなし。
打ちひしがれて、レジに向かい、おばちゃんに尋ねる。
「アレって無いですか、靴底形のホカロン」
反応は速かった。
『ありますよぉ~!』
「えぇっ、どこに?」
『アナタの足もと』
「えっ?」
覗いてみると、レジの真下の棚に、隠れるように、
靴底ホカロンがごっそり並んでいるではないか!
「うわっ、あったぁ~」
『そうなんです~みなさん、見つけられないんですよぉ~』
いやいや、そうじゃなくて、見つけられる所に、
陳列しましょうヨ。
『そうですよネ、ウフっ』
いえいえ、ウフっじゃなくて、見つけられる所にぃ~
『コレってネ、あったかくて、わたしも使ってるんですヨ~』
わたしも使っているなら、見つかる所に陳列しましょうヨ。
お気に入りのお店・・・ワークマン~♪