「滝田君、明日から、スキーに行こう!」
私の誘いに返事が来る。
『今夜、家に帰るのが22時なんだ』
「え~何してたの?」
『スキーに行って、帰る途中』
「え~ほんじゃ、明日朝5時にボクんチ来れる?」
『オッケー』
なんと滝田君、誰かと、連日スキーに行ってるらしい。
そう云えば、誰かと山にも登りに行ってたし、
誰かと、旅行にも行っている。
ウインドツアーにも行き、大騒ぎをしている。
北海道やら、九州やら、何々島やら、出歩きっぱなしだ。
このコーナーをご覧のアナタはこう思っていないだろうか?
《イシマルは、いつも滝田君と遊んでいる》
とお~んでもない。
滝田君が、いろんな人と遊んでいる、細い隙間に、
たまたまスケジュールが合致した時、
「た~きた君、遊び~ましょ」となるのである。
2時間ドラマに例えるならば、
主演は滝田君で、私は端役に過ぎない。
言ってみれば、沢山出番があるように見せて、
実は、ちょこっとしか出演していない、
警察署長の役回りかもしれない。
「滝田刑事、ちょっと来なさい」
『いや、行けません』
「なぜ?署長が呼んどるんじゃゾ」
『私には私のやり方があります、失礼!』
だから、今日のように、
「滝田君、来なさい」
『は~い、あいてま~す』
となるのは、ラッキーなのである。
家に帰ってるのかな?大丈夫なのかな?