庭の椿が、花開いている。
つぼみをひとつ部屋の中に、持ってきた。
見事なつぼみである。
この椿は、八重。
つぼみも、その花びらの多さに、カチンカチン。
観察してみた。
2日目、口をあけた。
あけた瞬間こそ見つけられなかったが、スピードが速い。
思いっきり、酸素を吸い込んでいるかのようだ。
3日目、すでに満開。
八重の開き方には、爆裂感がある。
音にすると・・・
メラメラメラメラ~
一週間たった。
開ききった八重の椿は、目をおおきくひらき、
空を仰いでいる。
言葉にすれば・・・
やぁああああああ~
椿を愛でていたかと思えば、ソメイヨシノを愛でねばならず、
まもなく八重桜が、愛でて欲しいと芽をふきだしている。
ああ、春の心はのどけからまし。
屋根に登って桜を愛でる