マグロ食べますよネ。
最近では、マグロの様々な部位を、
市民レベルで食べられるようになった。
尾の身も市販している。
メダマさえも、出荷している。
ホホの肉も、スーパーに並んでいる。
すると・・気になるのは、アレだ。
《マグロの卵》
タラの卵が、タラコであるように、
ニシンの卵が、カズノコであるように、
鮭の卵が、イクラであるように、
魚には皆、卵がある。
マグロにもあるに違いない。
ところが・・・
マグロの卵の話を聞いた試しがとんとない。
「コレがマグロの卵です」
見た覚えがない。
「どうぞ、マグロの卵料理です」
出された記憶もない。
アナタ知ってます・・・マグロの卵?
「イシマルさん、これどうぞ」
先日、行きつけの魚屋丸一の大将が、
真っ白い物体を差し出す。
『なんですか?』
「
マグロの白子です」
ほう・・マグロにも当然、オスの白子があるワケだネ。
『どうやって食べるの?』
「潮茹ですると、椅子から転げ落ちるほど旨いヨ」
はい、帰ってすぐに潮茹でしました。
食べました。
椅子から転げ落ちるほど旨かった。
実際、椅子から落ちてみた。
落ちてみたものの、
誰も見ていなかったので、つまんなかった。
し、しまった・・卵の話を聞き忘れたじゃないか!
マグロ白子の潮茹で