ブリです。
出世魚です。
生まれた頃からの名前が、
《モジャコ》 《ワカシ》 《イナダ》 《ワラサ》 《ブリ》
と変化する。
イナダとワラサの間に、中間をとって、
《イナワラ》などと言う呼び名すらある。
どうやら、出世魚とは、好かれている証拠かもしれない。
好かれている証拠に、北陸(金沢)辺りでは、
イナダを《
ふくらぎ》と呼ぶ。
この表現が、実は、イナダを呼ぶには、最も美しい呼び名だ。
イナダは私も、よく釣る。
体長40~50cmのぷっくらした魚体をしている。
その魚体を、我が
ふくらはぎ辺りに寄せて写真を撮ると、
どっちがどっちだか的な膨らみを持っている。
どっちも美味しそうだ。
どっちも、瞬発力に満ちた力強さをブリブリにたたえている。
このフクラハギの、ドがつく太さを最近見た。
つまり、ふくらぎを通り越し、
ぶりクラスのフクラハギのを持つ人物は・・・
ものまね芸人《コロッケ》と《赤坂宿の強力》である。
びっくりした!
山梨県の強力は、七面山(しちめんざん)1982mに、
人が乗った籠を担いで登るのである。
そのセイなのか、フクラハギが、とんでもなく発達している。
もはや、フクラハギを通り越し、ブリ状態だ。
モモなどは、マグロ的な太さをみせ、おケツにいたっては、
盛り上がった山だ。
彼、強力は自らの努力で出世した人間である。
すごい!
ブリ大根