ホテルに着いたら、まず部屋のバスルームをチェック。
海外旅行では、お湯の出が気になる。
日本のホテルはふんだんにお湯が出るが、
海外ではお湯は、きびしいところが多い。
チョボチョボなんてのもあり、お湯は出ないところもある。
水も出ない所もあった。
ゆえに、まずはバスルームへ直行する。
さ、イタリアではどうだろう?
バルブをひねってみる。
わりとすぐにお湯が噴き出した。
すばらしい!
ん・・・?
お湯が湯船に溜まってゆくではないか。
栓が、閉まっているらしい。
みると、よくある銀色の栓だ。
どこかに、この栓を開けるスイッチなり、ボタンがある筈だ。
筈だ・・・とキョロキョロしてみるが、見つからない。
そんな筈はない。
上下左右、コックの周り、湯船の外・・・
どこを見てもない。
はは~ん、コレはあれだナ。
イギリスでも、やはり同じ目にあったじゃないか。
あの時は、栓そのものを指でグイッと押せば、
クルリと栓が回転して、湯が出て行った。
よし、やってみよう。
グイッ
(あれれ、動かない)
グイッグイッ
(まったく動かない)
困ったな。
冷静に考えてみよう。
子供だったらどうするかな?
(栓をとればいいんじゃないの?)
そうか、栓そのものを指でつまんでみよう。
爪に引っ掛け持ち上げると・・・
あらら、簡単に外れた。
ジャ~~~
実に簡単だったのだが・・ほんとにコレで良かったのだろうか?
この後、4日間、
《
水中手つっこみ爪引っ掛け栓抜き》で過ごしたのだが、
なんか、間違った東洋人を演じていなかっただろうか?
《イギリスの栓》2007;10月27日