「カルボナーラ食わしてくれ~!」
パンクした電動自転車を押しながら、
腹ペコのあまりシエナの街なかで、叫んだら、
「カルボナーラ」の単語だけが伝わり、
レストランのオープンに招き入れられた。
レストランと言ったが、正確には、トラットリアである。
レストランより、少し格が落ちるが、庶民的で味も問題ない。
値段も下がる。
「ボンジョールノ」 こんちは
「シ」 はい
「グラッチェ」 ありがとネ
この3つの単語だけで、過ごしている私だ。
ありがとうもおししいも素晴らしいもさよならも、
グラッチェである。
目玉の大きさの表現で、その違いを出そうと心がけている。
「シ」は、街中で連発されている。
特に携帯電話では、頻繁だ。
日本でも、電話の、「はい、はい、はいはい・・」をよく聞く。
イタリアではこれが、「シ」となる。
「シィ、シ、シシー、シシシ・・」
イヌを追っ払う発声と考えればいい。
人々は、外で食べたり飲んだりが好きだ。
広げたテントの下で、ワイワイガヤガヤ賑わう。
キャンプ好きには、たまらない環境だ。
夜になっても、外を好む人達が多い。
暗さは気にしない。
少々暗めの方が、アラが見えないのかもしれない。
カルボナーラは、日本のように、生卵黄など使っていなかった。
生の卵などもっての他だ。
チーズをドバドバかけていただいたのだが、
量は基本的に多かったナ。
ま、いっか、電動自転車押してるから・・