この写真に写っているモノは何だろうか?
これは、イタリアのトイレ内にある装置だ。
懸命なアナタは、すぐに答えを出したネ。
《流す大と小》
そのとおりである。
水洗便所を流すという意味を理解している人ならば、誰でもわかる。
デザインに秀でている国の、美をみた思いだ。
一瞬でわかり、単純で、しかも応用ができる。
応用とは?
あちこちのトイレに入ったが、どれも、
同様のコンセプトの大と小であり、そのくせ、デザインは、
それなりに違う見た目に造ってある。
基本は同じで、多様化している。
見事だ!
日本の場合、ウオシュレットとの関係もあるのだろうが、
未だに、大という漢字と、小という漢字が書かれてある。
外国人が、トイレで悩むのは当然かもしれない。
デザインとは究極の単純化であると同時に、
気持ち良さでもある。
トイレと云う汚い筈の場所で、気持ちが潤うのは、
デザインのチカラと云えないだろうか?