昨夜、呑み屋のカウンターにいた。
お品書きの中に、面白いものを見つけた。
《マグロの刺身》
冒頭の写真を見て欲しい。
こいつは、マグロのカマの近くの部位を輪切りにしている。
赤身から、中トロ、大トロにいたる部分が、網羅されている。
大きさは、ヘーベーにして、ティッシュの箱ほどだ。
厚みは、1センチ。
値段を見ると、1680円だとビックリマークがついている。
実は今、横には我がマネージャーが、箸を掴んでいる。
以前にも紹介した、食うことに強欲なマネージャーだ。
私が野菜サンドを、細々と食べている時に、
カツカレーを大盛りで喰らい付いているマネージャーだ。
私よりはるかに年齢が上にも拘わらず、
体重も、はるかに少ないにも拘わらず、
<肉>に敏感に反応するマネージャーだ。
スルスルと、その箸が伸びてきた。
私の箸もビシバシと伸びる。
パクリッ
ふむ、赤身の香りがしっかりしている。
解凍技術がすぐれているようだ。
中トロ部分も、ねっとりしていて甘味がある。
大トロは、マネージャーが率先して半分以上食っちまったので、
量は少なかったが、さわやかな脂身ののりだ。
いいかもしんない、この
《マグロ断面喰い》