先月、造った砥部焼が、届いた。
鯖の漢字が書かれてある。
まぎれもなく私が造った器だ。
醤油を入れる、オティショ(小皿)も届いた。
この皿は、
鯖の刺し身専用皿として拵えた。
つまり、他の魚の刺し身は、この皿に乗ってはならない。
たとえどんなに高級な魚であろうとも、
乗る権利がない。
鯖のみに特化した皿である。
鯖の良し悪しは問わない。
鯖であれば、すべて認める。
鯖に貴賤はない!
〆鯖もOKとする。
鯖焼き、鯖煮もどうぞお乗りください。
この皿が割れるその日まで、
生涯、鯖だけを乗っけていたという、
矜持と自負心を与えたい。
さあ、鯖に乾杯!
いや・・鯖で乾杯!