アレルギーはないと思っている。
ないと思っていた。
そんな時、人にすすめられ、さる病院におもむいた。
アレルギーには、2種類あるらしい。
《即時アレルギー》
《遅延アレルギー》
即時の方は知っている。
蕎麦アレルギーや、花粉症などの、食べたり、触れたりする事で、
すぐに反応するアレルギーだ。
では、《遅延アレルギー》とは何?
人は、体内に、食物を消化吸収する為の<酵素>を持っている。
様々な食品に対して、それぞれに反応する<酵素>を持っている。
ところが、人によって、その力がバラバラなのである。
たとえば・・・
卵に対して、分解する力が弱かったり、
小麦に対して弱かったり・・
ゆえに、その食品を食べ過ぎると、何かしらアレルギー反応が出る。
痒みだったり、体調をくずしたり、いろいろ・・・
しかし、その食品を数か月ほど食べさえしなければ、
元に戻ると言う。
さあ、それを病院で検査できるというのである。
《遅延アレルギー検査》
面白そうなので、受診した。
で・・・
ひと月前に受けた検査結果が、昨日もたらされた。
冒頭の写真にあるように、グラフの横棒で、
それぞれの食品に対しての許容量が記されている。
全部で100項目ほどの食品がある。
グラフの棒が右横に伸びると、まずい状態に近づく。
6段階に分けられ、
最もアレルギーがないのが、左端の<無反応>
危機的状況が、右端の<超高反応>
私のグラフはどうだ・・?
すべてが、<無反応>である。
あらゆる食品に対して、アレルギーがない。
私の体内酵素は、ふんだんに有り、力強く働いているらしい。
病院の先生から、ハナマルをいただいた。
あげく、こうも言われてしまった。
「アナタはもう、当病院に来なくていいです」
同じく調べた隊員の場合 これが一般的な反応