《シャガ》という花をご存知だろうか?
<射干>と漢字で書く。
胡蝶花とも書いたりする。
花そのものは、胡蝶蘭に似てなくもない。
この植物は、日陰を好む。
山の中の崖の北斜面にひっそりと咲いている。
彼らは、実をつけないので種ができない。
ゆえに、
地下茎が伸びて増えてゆく。
竹と同じ殖え方だ。
するとどうなる?
崖や斜面に地下茎が伸び、がけ崩れがおきなくなる。
これはいいってんで、
随分昔から、崖に人の手によって植えられてきた。
どのくらい昔かというと、
戦国時代にはあったのではないだろうか?
原産地は中国と言われている。
山の中で自生しているのをあまり見た事がない。
っとすると、やはり人の手によって、増やされているようだ。
見たければ、近隣の山に行ってみよう。
石垣などの人工物で、道を造りたくない場合の崖を探そう。
首都圏の在住なら、高尾山に行くとよい。
大量のシャガの群生が見られる。
花は4~5月が見どころ。
花言葉は・・
「反抗」 「抵抗」 「決心」
う~む、陽を好まない花は、辛い花生をおくっている。
崖にはヤマブキも咲いている