ヤカンでお湯を沸かす時、アナタはどうしてますか?:
水の分量の話である。
ここにカップうどんがある。
どん兵衛だとしよう。
ポットに自動的に湯が沸いていれば、問題ないが、
キャンプなどで、ヤカンしかないと仮定しよう。
水道の蛇口からヤカンに水を入れる。
どん兵衛一杯分の水の量は、どうやって測っています?
「まあ、だいたい」
「目分量」
「少し多めに」
こんなところが、大方な考えだろうと思われる。
私の場合、こうしている。
目分量には変わりない。
水道の蛇口に下に、ヤカンは置いてあるのだが、
私の頭の中では、その
ヤカンの代わりに、
どん兵衛のハッポースチロールの容器が置かれてあるのである。
ジャ~~~~
どん兵衛容器の8分目になったところで、
蛇口を閉める。
さて、ヤカンを火にかけて、沸いた頃、
分量のピッタリを証明するかのように、
実際のどん兵衛に注ぐ。
ジョボジョボジョボ・・・ちょぴん
しずくの最後まで全部を注ぎ終わると、
はからんや、どん兵衛の規定線ぴったりである。
これが、私の目分量だ。
キャンプだと蛇口がないので、20ℓタンクから直接ヤカンに注ぐ。
この時も、ヤカンの代わりにどん兵衛容器が置かれてある。
もちろん、頭の中に・・・
上手く想像できないならば、一度どん兵衛容器に、
ポリタンクから注いでみるといい。
ドボドボ~
その時の感覚を記憶させる。
我々の演劇用語で言うところの、
《感覚の記憶》である。
パントマイムの原点とも言える。
モノの長さを記憶したり、
重さを記憶したり、
量を記憶する。
この力を利用すると、流れだす水の量もピタリと分かるようになる。
生まれつき分かる人もいるが、練習でもできるようになる。
さほど難しい事ではない。
「カップラーメン二杯分とコーヒー一杯分沸かして」
『あいよ』