そうそう、昨日手に入れたギアラは、
冷凍モノだった。
1キロほどの肉塊だった。
買い求めた肉塊を、ゆっくりと解凍した。
すでに、よだれがダラダラと流れている。
「鍋にしようか?焼き肉にしようか?」
喉ぼとけが、しきりに上下している。
こ一時間ほど解凍したギアラに包丁を入れる。
ザクリッ
親指大に小分けする。
博多モツ鍋に浮かぶ肉塊に想いが浮かぶ。
ゴクリッ
まだ食ってもいないのに、肉を見つめる目つきが異様にあやしい。
予備段階として、なぜか、風呂に入る。
身体を清め、さっぱりする。
喉をカラカラにする。
その理由は、単に、
ビールとギアラの相性を確かめたいからに他ならない。
風呂上りに、ウグウグウグと喉に流し込まれ、
そこに、アツアツのギアラの肉汁が、
ここぞとばかりに放り込まれる。
ジュッパァ~~~!
もういけましぇん~