舞台を観に行った。
後藤ひろひと氏が、作演出の舞台だ。
まず楽屋に向かう。
「はい、コレ」
プレゼントとして持っていったのは、
宇宙研究所のジャクサで売っている、
《真っ白のジグソーパズル》
二種類を渡した。
99ピースと204ピース。
真っ白のジグソーは非常に難しい。
コレは、宇宙飛行士の試験に出される問題。
その夜・・・
後藤氏から、メール写真が届いた。
99ピースの最後のひとかけを差し入れる瞬間の写真。
顔が写っていないのだが、自慢気なのが伝わってくる。
普通、出来上がった完成写真を送ってくるもんだが、
さすが演出家、完成の一歩手前の刹那に、
驚きのため息を漏らさせようとしている。
うむ・・
いとも簡単に成し遂げられてしまわれた。
さて、問題は、次の204ピースだ。
99と204の差は、果てしなく大きい。
そうそう簡単に解ける問題が、
宇宙飛行士に出されるワケがない。
昨年、私も204ピースに挑んだのだが、
艱難の末、挫折してしまった。
宇宙飛行士になれなかった。
さあ、後藤氏は、何日でクリアできるのだろうか?
それとも、挫折を味わい、
マーズアタックを断念するのだろうか?
成功か 挫折か?