《痛快活劇!》
昔々、映画館で映画をみていると、最後に予告編がかかる。
その時、スクリーンに必ず出てくる手法があった。
文字がグルグルまわって、一気に近づいてくるのである。
最後に、バシッと文字が大映しに止まる。
効果音もエキセントリックに鳴り響く。
回ってくる文字の代表的言葉が、コレだ。
《痛快》
最近、新聞などで、あまり見られなくなった言葉である。
スポーツなどの見出しにするには、最適に思えるのだが、
なぜか使われていない。
たぶん・・
勝ち負けに関するときに使うと、
負けた側への思いやりがなさ過ぎるのかもしれない。
つまり、痛快とは、勝った側に使う言葉だと思われる。
《カーリング日本、痛快な勝ちっぷり!》
《川崎フロンターレ、痛快に勝ちあがる!》
いっけん、気持ちよさそうだが、負けた側の配慮がない。
足げにして勝ち上がったイメージさえ浮かぶ。
と・・ここで、ハテナマークが頭上に浮かんだ。
痛快という漢字・・
痛くて
快い、と書いてある。
広辞苑をひらいてみると、
【胸がすっとして、非常に愉快に感じること】
と書いてある。
意味はわかるのだが、なぜ、
【痛い】という文字が使われているのだろう?
こころよい時に、痛いとはいかに?
痛くて気持ちよいのは、ソッチ系のクラブなどの話で、
「ああ~女王様ぁ~」てな時に、使われるべきで、
むしろ、痛いと快いは、反対語とも言える。
むしろ、《かゆい気持ちよい》なら良くわかる。
蚊にさされて、ボリボリかくと気持ちいい。
痒い快いってんで、
痒快(ようかい)
よし、これからはコレでいこう!
《痒快活劇!》
う~ん・・ダメかな・・