千葉県に友人が
二人いる。
ふたりだけいる。
一人は、TVの女性ディレクターで、
番組を一緒に作っている仲間だ。
もう一人は、ウインドサーフィン仲間で、何年か前に
千葉の房総半島に移り住み、ペンションを経営している男だ。
その
ペンションに遊びに行った。
何となくの地図をたよりに辿り着いたペンション。
海に程近く、いい環境だ。
久しぶりの再会に話がはずんだ。
『そういえば・・・・』という事になった。
そういえば、
友達がこっちの方に住んで居る筈なんだが・・
この房総半島のどっかに・・
え~と、といいながら、ペンションの玄関を出た。
通りの向こうに平屋の家がある。
その家の前を、ホウキで掃いている
女性がいる。
ディレクターの彼女だ。
「やあ 」
『あら 』
お互い、手をあげた。
ふ~ん、こんなもんだろうか・・
探さなくても済むのは、有難いものの、
コレって、
とんでもない確率ではないだろうか?
もっと、
大げさに感動しなければいけない事かもしれない。
<!>マークも使わずに、書いている場合じゃないかもしれない。
だって、千葉県て何人住んでいるのだろう?
何百万人だよね。
東京ドーム100回入れ替えやっても、足らないよね
何軒の家があるのだろう?
しかも、イシマルの知り合いは、
たった二人だ。
そのふたりの家が
目と鼻の先にある。
左手でテニスボールを投げても、当たる。
赤ん坊にハイハイさせても、着かないことはない。
もちろん、ふたりは元々何の関係もない。
同じ町内に住んでいても、ビックリするのに、
同じ駅を利用していても、ビックリするのに
どう思います?
『ああ、そんなもんずらよ』
と言ってもらえれば、少しは納得するのだけど・・
ふ~ん、こんなもんなのかなあ・・