昨年の暮れ、クリスマスイブの夜。 我が家で、パーティをひらいた。
食事は、私が用意する。
クリスマスとなれば、《鶏の丸焼き》
丸ままの鶏を、3日前に買ってきた。
塩と香辛料で味付けをし、ビニール袋に入れて、
2日間ねかせる。
さて、本番の24日。
夕食の3時間前から、低音蒸しにする。
57度の温度で、3時間。
できたモノを、七輪に炭を熾し、表面をコンガリ焼く。
最後に真っ二つに割り、足に紙でこさえたフリルを付ける。
この3時間の間に、《ローストビーフ》を拵える。
その間に、《牛のスネ肉シチュー》も造る。
前菜は、《真鯛のビネガー絞め》
イクラを添えて、周りに香草を配する。
スープは、《カボチャの裏ごしコトコト煮》
サラダは、《6種類の野菜のギザギザサラダ》
パスタは、《アルチャネロ・タリアテッレ》
いわゆる平打ち麺。
デザートだけは、来店した方が作ってくれた珠玉のケーキ。
つい来店と言ってしまった。
料理を造っている内に、シェフの気持ちが乗り移ってしまった。
今回は、クリスマスだけに、洋食で押し通した。
次回は、魚パーティにしようと、皆で盛り上がる。
いずれにしても、量が多くて、腹いっぱい!
ここで、言っておく。
いずれの料理も私のオリジナルなので、
始めて作ったモノばかり。
したがって、食べてもらった人たちは、言ってみれば、
実験モルモットである。
「美味しかったぁ~」
帰りにいただく呟きは、心やさしき人たちばかりのお礼だった。