マスクマン(3月12日参照
《マスクマン》)が、
又やってしまった。
マスクが良くなった。
マスクをしている事に、
気づかないほどになった。
今度の事件現場は、ドトールだ。
ドトールで、マスクマンは、カフェラテを頼んだ。
新聞を読みながら、そのラテを口元に近づけた。
パクッマスクを噛んでしまった。
マスクと共に、容器も噛んでしまった。
当然、上唇にあたる部分が湿った。
ひょっとして!
顔をあげると、隣の席の妙齢な女性が目を伏せるところだった。
見られてしまった。
一部始終を見られてしまった。
ラテをマスク越しに飲むところを見られてしまった。
この間の電車の中といい、ドトールといい、
よりによって妙齢な女性がこのマスクマンの
アホさを目撃してくれる。
つらそうにしている。
顔を真っ赤にして、固まっている。
手元の週刊誌に目をやっているが、読んでやしない。
その証拠に、全くページをめくらないじゃないか。
早くこの店を出たいのだ。
出て、誰かに、この間抜けマスクマンの話をしたいのだ。
ちょっと待てよ・・まさか
電車の妙齢女性と同じ会社って事はないだろうなあ・・
私の場合、そういう偶然が、当然の様に起こるのだ。
アホなマスクマンにならない対策は、何かないだろうか?
このままだと、マスクマン3として、
カレーライスを、マスクにぶつけるんじゃないかと
心配である。