博多! と言ったら、何だろう?
それはやっぱ、
屋台でしょう。
博多に行けば、夜は屋台をのぞいてみたくなる。
ラーメンからフランス料理まで、あまた手を尽くした屋台・・
おまけに、屋台のはしご・・
なあ~んて、夢の様な、ひとときだなあ~
ほい!ちょい待ち。
『博多の屋台って、高いと聞いたんですけんど』
ふむふむ、値段ねえ。
博多の屋台を、俯瞰で見てみましょうか。
彼らは屋台のプロである。
それも、相当のプロである。
屋台界の
ドン と言ってもいい。
屋台と、表題を出しているが、そんじょそこらの飲み屋に
負けない品構えだ。
すると、当然、そんじょそこらに負けない<お値段>
であってもおかしくない。
『え~高いんだ~』
いやいや、そんな、高いと言うほどの高さではないわな。
『じゃ、やっぱ、安いんだあ~屋台だから』
う~ん、安いとは言い切れないぐらいの微妙さが・・
『ケッ、やっぱり高いんだ!』
いえいえ、決して、身ぐるみ剥がれる様な事もないし、
びっくりする様な事もないです。はい!
『あ~良かった、ほんじゃ、2・3軒回ろうかな?』
ドキッ!それはそれで・・それなりの・・お値段が・・
『じゃ、どうしたらいいんだよ』
え~とここは、ひとつ、観光に来たと思って頂いて、
観光地で、あなたが普段、特産品を買うかの如く、
名物の蕎麦を食うかの如く、振舞えば・・いいのです。
いいのです・・と言ったが、それが難しいのだ。
何たって、屋台のプロだ。
飲ませる、食べさせるプロだ。
つまり、
博多の屋台は、日本一、
雰囲気上手のお店と云えるだろう。
言語で表現するなら、
<まあ、いいじゃないの>
普段、きちっとした生活から
敢えて、グウタラへと、踏み出させる空間とでもいうのか。
「おやじぃ、もう一杯!」
『もう帰った方が、よかバイ。かあちゃん待っとットやろ』