開票率3%
アナ『小林候補、当選確実が出ました!』
選挙の度に、テレビで目にする光景だ。
3%で当確かい。
確かに、昨今の統計学は、飛躍的な進歩を見た様だ。
出口アンケートなどで、ほぼ予想できる様だ。
当たらなかった事など、ほとんど無い様だ。
様だが、
これって、どうなんでしょ。
個人の自由意志の尊重の問題だと考えるのだが・・・
<自由意志>は守られていると思う。
しかし、<
尊重>しているかな?
『ワシはな、小林候補に入れようと、直前まで考えておった。
じゃけんど、本田候補の最後の顔を見て、迷ったんじゃ』
・・とは、この個人の自由意志。
それを、
まだすべて開票してない内に、
「あんたは小林さんに入れたに決まっとるケ」
と決め付けている様なものだ。
すなわち、尊重していないのだ.
こバカにしているのだ。
十羽ヒトカラゲとは良く言ったもので、
統計学と云う名のもとに、<個人>をおおまかな
集合体としてしか、見ていない。
* 野球のマジックだって、可能性が0%にならないと
優勝とは言わないでしょ。
開票結果が、
当たる、当たらないの問題ではない。
尊重するか、尊重しないかの問題なのだ。
ドン!(机を叩いた音)
勿論、立候補者やその応援者にとっては、
早く結果を知りたいだろう。
でも、一ヶ月待てと言っているのではない。
明日の朝には、判るのだ。
それくらい、待ちましょうよ。
問題は、主権者の意見を
尊重するか否かに関る事柄なのだから
どうしてもイヤってんなら、こんなの始めたっていいんだぜ。
アナ『イシマル候補、
落選確実!落確が出ました!』