『本日は、
ごらいどう頂きまして誠に有難う御座います。』
北海道に行った折の話だ。
『ごらいどう』?
一瞬解らなかった。
ご来光なら解るが、どうって何だよ?
漢字を当て嵌めてみた。
<
御来道>
はは~ん、北海
道に来て頂いて、 という意味か。
そんな、使い方をするんだ。
という事はだね、他県でも、その県独特の言い回しが
あるんだろうな。
福岡県だと、恐らく、<御来福(ふく)>だろうな。
広島県 ⇒ 御来広(こう)
富山県 ⇒ 御来富(ふ)
この当たりは解りやすい。
岩手県 ⇒ 御来岩(がん)
激しいな。
島根県 ⇒ 御来根
言われたくないな。
宮崎県 ⇒ 御来宮(きゅう)
待てよ、宮城県とバッティングするな。
バッティングで悩むのは、愛知県だ。
御来愛(あい)では、愛媛が怒るし、
御来知(ち)では、高知が譲らないだろう。
よって、愛知は、もう来て貰わなくていいです、
と拗ねるな。
シモの漢字を使う所もあるだろうな。
大分県 ⇒ 御来分(ぶん)
三重県 ⇒ 御来重(じゅう)
青森県 ⇒ は、御来青(せい)だろうか?
御来森(しん)だろうか?
そうなると、鹿児島はどうするのだろう?
御来鹿ではゴロが悪いし、御来島では、福島や広島や島根が
ヘソを曲げる。
おお、そうか!昔の藩制に戻ればいいのか。
御来薩(さつ)頂きまして~
そうなると、最後には、東京都と京都が揉めるな。
どちらが、<御来都(と)>を使うかで!
「い~え、揉めませんよ」
『え~なんで?』
「だって、東京都は、
上京だもん」