超能力者ジローの苦悩
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もし、超能力を持つプロ野球選手がいたとしたら・・・

仮に彼の名前をジローとしよう。
ジローは超能力者である。
野手である彼は、全打席で、
自由自在にヒットを打つことが出来る。
勿論ホームランも、しかり。

さあ、そこでだ。
いったいジローは、一年間通して、どれ位の成績を残せるか?

超能力を使うんだから、10割打って、
300本ホームランして、
500盗塁くらいかなあ~
なんて考えるよね。
それは、大間違い!

もし、超能力を持っている事がバレたら、ジローは
全打席、敬遠フォアボールだよ。
満塁でもフォアボールだよ。
年間一本も、ヒットもホームランも無い選手になる。
だから、ジローは、おのれの才能を隠さなければならない。

では、何割ヒットを打てばいいだろうか?
10割打てば、やはり敬遠されてばかりだ。
それでは、チームは勝てない。
勝ちに貢献しない選手は、出場させて貰えない。
ふむ・・
コレまでの大リーグの年間最高打率は、確か
4割ちょいだった。
その数字あたりから判断すると、
5割ヒットを打つと、
明らかに、こいつ怪しいなと警戒される。
6割なんて打とうもんなら、超能力者の烙印を押される。
すぐに、職業変えだ。
7割打ったら、宇宙人扱いで、科学研究所に幽閉だ。
とすると、チームが勝ち、野球選手を続けられるのは、
4割2分~5分あたりか・・
つまり、あとの5割以上の打席は、
わざとアウトにならなければいけない。
コレはジローにとって、辛いな。

『じゃあ、点が入りそうな時だけヒットを打てばいいじゃん』
それは、ダメでしょ。
だって、そのうちピッチャーは、
ストライクを投げてくれなくなるよ。
だから、せっかくの逆転のチャンスに
わざと三振をしたりする必要が生じる。

もっとジローが辛いのはね。
本来しなくてもいい<練習>をしなければならない。
皆と一緒に、苦しい練習をしなければならない。
みんな以上の練習をしなければならない。
しかも、その練習は、何の役にもたたないと云うのに。

本当は、最初から、大リーグに行きたいのに、
わざと、日本球界で、7回くらい、首位打者を取ったり
しなければならない。
手順を踏まないと、野球の世界で生きていけない。
極端に突出した成績を残したりすると、
科学研究所が、手ぐすね引いている。

ジローの悩みは深い。
<年間ヒット数の世界記録>などという、
どちらかというと目立たない
そんな記録があった事すら知らなかった記録で
満足するしかない。
さらには、長くこの世界で食っていく為に、
時折、スランプを演じて見せなければならない。
オールスターの時に催されるホームラン競争なんか、
出たくてしょうがないのだ。
出て、100本くらいぶっ放してやりたいのだ。
恐らく、妻に止められたのだろう。
「我慢してね・・」

ジローの苦悩はつづく・・
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by ishimaru_ken | 2007-04-15 08:10 | スポーツ
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石丸謙二郎
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