<地震体感装置> ってのあるよね。
リビングルームを型作って、その中で揺れを体感する。
震度1~6以上まで、体感出来るらしい。
たいがいは、そいつをトラックに積んで、
全国に出張しているそうだ。
でだ・・今日は、その装置の事を考えていて、
こんな事ってあるのかな?と、ふと思ったのだ。
『ご町内の皆様、地震体感装置でございます。
どうぞ、ふるってご参加ください』
ってな、放送があるかどうかは別にして、
あなたの街に、トラックがやってくる。
「お願いしま~す」
『はいはい、では、まず震度1から始めましょう』
てなこって、震度はどんどん上がっていく。
震度5にもなると、棚は倒れ、机の下に潜るので精一杯だ。
『では、最後に
震度6を体感して頂きます』
ここまでくると、冷蔵庫も走り出す。
逃げ出す事すら出来ない。
その時である!
『地震だ!!』
本物の地震が、襲ってくるのだ。
仮に、
震度3だとしよう。
トラックの装置の中は大騒ぎである。
只でさえ、震度6なのに、震度3が加わるのだ。
純粋に足せば、
震度9である。
「あり得ないよ、そんな偶然」
まあ確かに、滅多にないであろう。
しかし、年がら年中、体感装置を試してもらっているわけだから、
確立的には、あり得る現象だよね。
運がいいのか、悪いのか解らないその方は、
機械装置さえ作り出せなかった
<震度9>を体感する事になるのだ。
さあそんな方、日本のどこかにおられると思われる。
運がいいと思って、是非
震度9の話を我らに教えて貰えないかな?
今後の地震対策の教訓に聞いておきたいのです。
「そうなんじゃ、丁度地震が起きてな。じゃがソン時は、
打ち消しあって、6-3で、震度3になってもたヨ」