今、ここに2本の<耳かき>がある。
仮に、
Aと
Bとしよう。
Aの耳かきは、昔ながらの伝統的な
トップにふわふわ綿毛が付いた奴だ。
対して、
Bの耳かきは、最新式で、
みみくそを根こそぎ取れる奴だ。
ワイヤーが付いていて、いかにも取れそうな奴だ。
さて、まずは、
Bの最新式のワイヤー付きで右耳をこさぐ。
こさげる。
ごっそり、こさげる。
右の耳の中にあったモノがすべてこさげる。
さすが、さすがの最新式である。
ではでは次に、昔ながらの
Aで左耳を掃除しましょうか・・
・・ほじほじ・・
ふむふむ、なんか取れたような、取れなかったような・・
よおし、もうちょっと、
こさいでみよう。
口を半分ポカンと開け、・・ほじほじ・・
取れたような取れなかったような収穫物をティッシュに・・
え~とえ~と、
もう取れたはずなのに、まだ・・ほじほじ・・
そうなのだ!そうだったのだ!
耳かき、
耳そうじとは、
耳のゴミを掃除する行為ではなかったのだ!
耳掃除にみせかけて、
耳掃除にことよせて、
一瞬、アッチの世界の行ってしまう行為だったのだ。
だのに、
Bの耳かき君は、仕事完璧である故に、いとも簡単に
お仕事を済ましてしまったのですなあ。
ごっそりの耳掃除。
♪勉強しまっせ~の世界・・
今日の結論を申しましょう。
【機能だけが素晴らしくても、喜ばれないかも・・】