高速道路の料金所が、ETCの普及で、
人と接する機会が少なくなった。
ETCを使っている私だが、時折、
通常の、
おじさん料金受け渡しレーンに行く事がある。
ところが、
あのレーンでは、昔から、5人に一人位の割合で、
こんなおじさんがいた。
お釣りとレシートをドライバーに渡す時、
グイっと手のひらに押し付けるのである。
すると、どうなる?
お釣りを受け取る時、たいがいのドライバーは、
ヒジから先を開けた窓から、突き出している。
つまり、ドアの上部に
ヒジが乗っかった状態だ。
その時、グイっとお釣りを手のひらに押し付けられるのだ。
イテテテテ!
ヒジ間接が逆に折れ曲がり、悲鳴をあげる。
料金所おじさんによる、
腕ひしぎ十字固めをかけられているのだ。
おじさんとしては、紙切れなどが、風で飛ばないように
親切に押し付けているつもりなのでしょうが、
あのワザは利く。
思わず、パンパンパン!
タップをしてしまいそうになる。
マイッタしてしまいそうになる。
だから、こちらとしては、予防措置として、
それっぽいおじさんの時は、
あらかじめ、
ややヒジを曲げておく。
グっと構えて、お釣りを頂く。
格闘家が、常に、ややヒジや間接を曲げて
緩みを持たせておくのに似ている。
う~む、
格闘家ともなれば、高速道路料金所ですら、
油断もスキも見せられないのだ。
つらいなあ・・
(あんた、格闘家とちゃうやん)