<時計まわり>
「
とけいまわりに廻してごらん」
などと、使っているこの言葉。
ひょっとすると、我々が生きている間に
死語になるかもしれないのだ。
デジタル時計の普及と共に、回る時計が少なくなった。
小学生の中には、
「時計が回るってわかりませ~ん」というチビもいる。
だから、我々はその日に備えて準備をしなければならないのだ。
時計に代るモノを、見つけなければならないのだ。
のだ・・と憂慮していたら、あった!あった!
あったのである!
<
トラックまわり>
はい今、ダンプトラックに乗って、砂を撒き散らしながら、
町内を廻った絵柄を思い浮かべた方・・・もう眠なさい。
あのね、トラックでも、陸上競技のトラックですわい。
あの400mトラックの廻り方は、一定している。
すなわち、これまでの呼び方を踏襲すれば、
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反時計まわり>
さあ、皆さん、オリンピックの陸上競技を思い浮かべよう。
ようい、ドン!
とくれば、どんな走る競技でも、
反時計まわり
つまり、左肩を円の中心に向けて走っている。
逆まわりは無い。
決して無い。
ひとつも無い!
(ほんとに無いのかあ・・?)
あれ・・あれはどうだろう?
同じくグルグル廻るヤツ。
スケート競技。
ふむ、やっぱり反時計まわりだな。
野球だってヒットを打てば、反時計まわり。
ちなみに、競輪も、競艇もオートも皆、反時計まわり。
まてよ、
競馬は、
時計回りと反時計回りの両方があるな。
もっとまてよ、こいつをこの範疇に加えていいのかワカラナイが、
F1!
コースが入り乱れるが、基本的には、
時計回りだ。
自動車競技はおおむね、
時計回りだな。
ううむ、敵が現われたな。
~~~ ~~~
よおし!ここはひとつ英断を振るおう!
未来の為に宣言しよう!
現在の反時計まわりの事を、これからは
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トラックまわり>
と呼ぶ。
使用例その1;
「イシマルちゃん、その額の絵、曲がってるよお~、
ほんのちょい、トラックまわりに回して」