<生ニンニク>って食べられると思う?
生ニンニクったって、スーパーで売ってるニンニクを
摩り下ろして食べるのではないよ。
ラーメン屋で、
「どうぞ、ご自由に」
と置いてある、食べ放題のおろしニンニクでもないよ。
飲み屋で
『お客様、カツオの上にスライス致しました』
と乗っけているニンニクのカケラでもないよ
生ニンニクとは・・
ニンニクの子牛。
ニンニクの幼生。
ニンニクのおこちゃま
言い換えれば、
ニンニクのケツの青い奴だ。
土の中で、玉ネギ状に膨らむちょっと前の奴と云えばいいか・・
冒頭の写真を例にとれば・・
はい、手の指で、OKを作ってください。
その親指と人差し指で出来たワッカの大きさ位が
若いニンニクの大きさです。
その若ニンニクを
生で食べるのだ。
んん~表現を変えよう。
生で喰らいつくのだ。
ガブリと・・
もう一回、冒頭の写真に戻ると、
あの玉ネギ状態の、その球体に歯を立てるのだ。
ガブリ、ガブリと!
「え~うっそ
カライんでないかい!」
と思うでしょ。
ところがどっこい1
若ニンニク君は、若いあまり、若さを前面に押し出して、
カラクも苦くもないのだ。
ガブリの瞬間に芳醇なうまみが広がるのだ。
『え~そんな美味しいモノどこに売ってるんですかあ?』
いい質問ですねえ。
いい質問過ぎて答えるのがツライのだが、実は
売っていないのだ。
自分で作るか・・
あるいは、作っている農家に行って、
ニンニクが大きくなる途中を、
無理やり頂くしかないのだ!
『まだ、取っちゃ駄目!』
という出来損ない状態のニンニクを、引っこ抜くのである。
ただし、その
期間は非常に短いので
よろしくね。
時期はずれに引っこ抜いて、
『ケェ~辛れぇ~ひでえニンニクだぜ!』
と騒いだって知らないよ~