桃はスクスク伸び・・・
柿もスクスク伸び・・・
竹もスクスク伸び・・・
桜もスクスク花開き・・・
サトウキビすら、スクスク実をつけ・・・
世の、ありとあらゆる生物たちが、
青春を謳歌しているというのに、
この植木君の悲しさは、どうだろう・・
何が悲しくて、こんな目に遇わなくていけなかったのだろう?
これほどスクスク伸びれる資質を持っていたにも関らず、
こんな無味乾燥な室内で、
こんな悲しい結末が待っているとは・・
このウエキ君を見ていると、あのウカジ君を想ってしまう。
役者の宇梶(うかじ)君だ。
身長が2メートル近くにナンナンとし、
年がら年中、鴨居にヒタイをぶつけている宇梶君だ。
悲しいなあ、この木。
悲しいなあ、宇梶くん。